
3. 1890年以降の見どころ
今こそ飲む時だ!!
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オ・ギャロップの名で知られるマリウス・ロシヨンは、フランスの芸術家、漫画家でした。タイヤメーカー、ミシュランの公式マスコットであるビバンダム、通称ミシュランマンを生み出したことで特に知られています。オ・ギャロップは1898年にミシュラン初の広告を制作し、その後1911年まで同社のためにビバンダムを描いたポスターを制作し続けました。また、アニメーションの先駆者でもあり、1910年から1927年にかけて約40本のアニメーション映画を制作しました。
ビール王からミシュランマンへ
デザイナーのオガロップは、もともとこのポスターをドイツのビール醸造所のために描き、そこにはビールジョッキを掲げる恰幅のよい王が描かれていました。しかし、醸造所はこのデザインを採用しませんでした。ところが、ミシュラン兄弟がそのスケッチを目にすると、すぐに自動車用タイヤでできた人形を思い浮かべました。というのも、1894年にアンドレとエドゥアール・ミシュランは、リヨンの展示会で積み重ねられた自動車用タイヤを見ており、それが少し想像力を働かせれば、腕のない人形のように見えたからです。兄弟はオガロップからデザインを買い取り、王をミシュランマンに描き直すよう依頼しました。その発想の根底には、ミシュランタイヤは道路上のあらゆる障害物を難なく「飲み込む」という考えがありました。こうして、世界的に有名なミシュランマンが誕生したのです。