
紙に描かれたグワッシュ デ・ブルイネはデクスター・ブラウンの名でも知られる英国の画家で、ハロー・スクール・オブ・アートで学んだ。彼には2つの「画家としての人格」がある。1つ目はデ・ブルイネで、主にアメリカで知られる印象派の画家であり、モータースポーツの黄金期から第二次世界大戦までの時代に題材を限定している。2つ目はデクスター・ブラウンで、ほぼ写真のような写実から抽象までを手掛ける芸術家であり、主にイングランドで知られ、モータースポーツの黎明期から現代までを主なテーマとしている。彼は芸術家として、著名人やレーシングカーの絵画で知られ、Ferrari、Mercedes Benz、Rolls-Royce、British Leylandといった企業からも依頼を受けてきた。 デ・ブルイネによる印象派的な自動車の描写(ゼッケン9番)は、高速で道路を疾走する様子が、フランス国旗と、自動車を守り導いているかのような恍惚とした女神の姿によってさらに強調されている。この自動車がフランス製であると考えてよいだろう。色彩の卓越した使い方と、自動車の形を別の形態へと溶け込ませていく技法は、デ・ブルイネのダイナミックな芸術を特徴づけるものである。
情報
年号ca. 1986
原産国グレートブリテン
期間(1981-1990)


