
Talbot Lago T150 Ss 'teardrop' Coupe Figoni & Falaschi
この極めて美しいボディは「goutte d'eau」、つまり水滴と呼ばれている。英語では「teardrop」、涙のしずくと呼ばれる。これは、当時その華やかさと常に洗練されたボディデザインで知られていたパリのコーチビルダー、Figoni & Falaschi による作品である。
この極めて美しいボディは「goutte d’eau」、つまり水滴と呼ばれる。英語では「teardrop」、涙のしずくという意味だ。これはパリのコーチビルダー、Figoni & Falaschi の作品で、当時は華やかでありながら常に上品なボディデザインで知られていた。彼らの作品は、一般的に市場に出回っている車とは強い対照をなしている。また、その技術も新しかった。当時登場したばかりの「Nitrolac」メタリック塗装を採用していたのである。 その美しい姿の裏に、この Talbot Lago T150 は純粋なレーシングカーであるという事実を隠している。ボンネットの下には、4リッター直列6気筒エンジンが収められ、160馬力を発生する。これら「水滴」のうちの1台は、1938年のル・マンで2台の Delahaye に続き3位に入賞している。 この特別な Talbot Lago T150 は、戦前のフランスでこの車を使用していた Strafford 伯爵夫人、Robin Byng 氏の所有車だった。戦後、この Talbot Lago T150 はジェントルマンドライバーの Rob Walker に売却され、彼は1949年のル・マンに向けた練習用マシンとしてさえこの車を使っている。 Figoni & Falaschi は、フランスへ移住した2人のイタリア人、デザイナーの Joseph (Giuseppe) Figoni と実業家 Ovidio Falaschi による共同事業である。彼らは1935年に会社を立ち上げたが、その成功は長くは続かなかった。戦後になると、特別なコーチワークへの需要はなくなり、モノコック構造のボディが台頭してくる。Figoni と Falaschi は袂を分かち、Falaschi はイタリアへ戻り、Joseph Figoni は「普通の」整備工場を営むようになる。 彼らの傑作である「goutte d’eau」は、16台のみが製作された。それぞれの車は、オーナーの特別な要望に合わせて造られているため、1台ごとに仕様が異なっている。
訪問を計画する

